12月21日
サルヴァドールの竜太です。
自分はカポエィラの世界では「卒業生」というポジションですので、こっちにいても人にカポエィラを教える事が結構あります。ブラジル人に日本人の自分がカポエィラを教える、時には歌も教えると言うのは最初かなり戸惑いましが、今では普通にやっています。人に物を教える時に使うポルトガル語は勉強してもあまり身に着かないのでこれが一番大変でしたね。まあ今でも大変です。
よっぽどやばい人じゃない限りは大人に教えるのは特に問題はないのですが、子供に教えるのは非常に難しいです。忍耐と目配りと飽きさせない努力と、彼らは理解力が乏しいので大人を相手にする以上にポルトガル語の実力が必要になります。
本当、大人に教えるのはなんて楽なんだろう・・・子供同士での人間関係とかも良く見ないとすぐケンカになるし。
中には非常に真面目で上達の早い子供もいるのですが、そう言う子も1人だといいけど集団になるとやはり子供なので流されてしまい、みんなと一緒に暴れだします。なんだか動物を見てるような気に。
こっちでは子供であっても成績が悪いと落第があるようで、去年よく道場に来てたけど今年いない子なんて言うのは大抵、学校の成績が悪くてカポエィラを中断させられています。お気に入りの子供がそんな風になってると、全く泣きたくなりますよ。
要するに学校と家庭が悪いんですよね。うちに限らないと思うのですが、カポエィラの道場は子供に対してカポエィラを教えるだけでなく、カポエィラを通じて教育を行っています。日本の町道場みたいな感じでしょうか。それでもうちの先生は「半分ぐらいはダメになる」と言っています。
根っこの部分の学校と家庭が良くならない限り、ここの子供達の未来はかなり厳しいものがあります。家庭の問題は深刻で、学校に行く時間よりも家計を手伝うために路上に物売りに出される時間の方を親によって優先されたり、家に帰る度に親に殴られたり兄弟に殴られたりしている子供がここにはずっと昔からあまり減らずいます。そう言う子の未来は簡単に想像できます。
カポエィラを持ってしても救いきれない(こう書くとおこがましいけどカポエィラは人を救える可能性を持っています)子供達を作り出している社会と言うのはかなり絶望を感じますね。それでも1人でも救ってあげられるよう、その手伝いをしようと思いながら教えています。よくキれますけどね・・・。(ダメじゃん)
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